フランジバックの意味を解説

2019/8/7更新

フランジバックとは?

フランジバック(ふらんじばっく、英語:flange focal distance)とは、レンズ交換式のカメラにおいてレンズとマウントが接するマウント面から撮像素子またはフィルム面までの距離を言う。

一眼レフの場合、マウント面と撮像素子またはフィルム面の間にミラーボックスがあるためフランジバックが長くなるが、レンジファインダーカメラであるM型ライカやミラーレスカメラはミラーボックスが無いのでフランジバックは短くなる。

マウント別のフランジバック一覧

マウント フランジバック(mm) 備考
Nikon F 46.5 ニコン一眼レフ。絞り付きのFレンズ、自動絞り(絞り環無し)のGレンズなどが存在する(現行)。レンズに絞り環が存在しないGレンズをM型ライカで利用する際は、絞りレバー付きのマウントアダプターを利用する。
Nikon Z 16 ニコン Z6/Z7などのミラーレス一眼レフ。2018年~現行。
Canon EOS 44 キヤノンEOSなどの一眼レフ。EFレンズ(現行)。
Canon EOS R 20 キヤノンEOS Rなどのミラーレスカメラ。2018年~現行。
Canon FD 42 キヤノン、旧型一眼レフ。FDレンズ、New FDレンズ、FLレンズ等(製造販売終了)。
Pentax K 45.5 ペンタックスKマウント(現行)。
ソニー A 44.5 ソニーαマウント(現行)。
ソニー E 18 ソニー ミラーレスカメラ(現行)。
ライカ M 27.8 ライカM、ライカM9、ライカM8などのライカレンジファインダー(現行)。
ライカ L 20 ライカ SL/CL/TL2、ミラーレスカメラ(現行)。アダプターを用いてライカMレンズを利用できる。
ライカ S 31.95 ライカSカメラ(現行)。
ライカ R 47.15 ライカRカメラ(製造販売終了)。

フランジバックが短いことのメリット

M型ライカやミラーレスカメラは一眼レフと比べてフランジバックが短いことにより次のようなメリットがある。

より自由なレンズ設計ができるので特に広角系レンズの性能が良くなる

フランジバックが短いことによりマウントアダプターを使って他社製レンズを使える

マウント径が大きくフランジバックが短い場合、よりフランジバックが長い他社製レンズとボディの間にマウントアダプターを挟むことにより他社製レンズを使用できるというメリットがある。例えば、M型ライカでは、マウントアダプターを使ってNIKON Fマウント、またはCANON EFマウントのレンズを使うことができる。