ライカ判の意味を分かりやすく解説

2019/8/6更新

ライカ判とは?

ライカ判(らいかばん、英語: Leica size, 135size)とは、一般的な写真フィルムの撮影サイズである横36mm×24mmの撮影サイズを言う。デジタルカメラでは、撮像素子(イメージセンサー)を通じて目の前の光景をデジタル信号に変換し記録するが、撮像素子の大きさが、ライカ判とほぼ同じ横36mm×縦24mmのフォーマットのセンサーをフルサイズセンサーと呼ぶ。

ライカ判(=フルサイズ)フォーマットを、ニコン製のカメラではFXサイズと呼ぶ。撮像素子の大きさによって画角・ボケ方・焦点距離や絞りが変わるが、フィルム時代にライカ判カメラで写真を撮影していたユーザーにとって、ライカ判と同じ感覚で撮影できるフルサイズが使いやすいカメラと言える。

ライカのデジタルカメラでは、M8、M8.2まではライカ判よりも小さい撮像素子が使われていたが、M9、M240以降は、ライカ判のフルサイズセンサーが使われている。

各メーカーのフルサイズカメラと呼ばれるカメラは、撮像素子の大きさがライカ判(横36mm×縦24mm)とほぼ同一であるが、若干小さい約横35.9mm×縦23.9mmとなっていることもある。

ライカM240の撮像素子(イメージセンサー)の大きさスペックは、公式では約35.8×23.9mmとなっている。撮像素子のピクセルサイズは、JPGファイルは5952×3968ピクセル、RAWデータを現像すると、若干大きい5976×3992ピクセルとなる。

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