ライカの中身は一部日本製である

2019/6/13更新

ライカの中身は一部日本製であるという噂を検証

ライカの中身は一部日本製であるという噂を検証する。M型ライカシリーズのセンサー(2400万画素)、ライカQ2のイメージセンサー(4700万画素)は日本製であるという噂があるので検証してみた。

2019年3月23日に新発売されたライカQ2、その前身であるライカQのイメージセンサーが2400万画素のフルサイズCMOSセンサーであったのと比べてフルリニューアルしたライカQ2は有効約4730万画素のフルサイズCMOSセンサーになった。同時期に発売された日本製 Panasonic S1Rは2019年3月23日発売、有効画素数4730万画素であり有効画素数が同じ、さらに発売日まで同じである。パナソニックと言えば、ライカにコンパクトデジカメをOEM提供していることで有名でありライカとパナソニックは協業関係にあり今回発売されたライカQ2のセンサーがパナソニック製であったとしてもなんら不思議では無い。

ライカQ2のセンサーがパナソニック製であるかどうかについてライカ社は公式には発表していない。そこでライカ銀座店へ行き店員さんに聞いてみた。「ライカQ2のセンサーは日本製なのでしょうか?」とライカ店員に聞いて見たところ「それは私も分かりません」とのことでした。2019年4月20日、ライカ銀座店の目の前にPanasonic LUMIXブランドの新たな発信拠点「LUMIX GINZA TOKYO」が新規オープンした。早速「LUMIX GINZA TOKYO」を訪れて見たが当然ながらそこはパナソニックデジカメをPRする場所でありライカとのつながりを示すような展示など何も無い。ライカとパナソニックは協業関係にあり、2社はとても仲が良いように見える。しかし両者がライカのイメージセンサーがパナソニック製であると発表していないのでそれを証明することはできない。

ライカQ2のイメージセンサーはパナソニック製かも知れないが、どこ製であるかは関係無い。たとえライカの名前が付くことにより大きく価格が上がったとしても、ライカの写りが良ければ、ライカの写りが好きならば、ライカが好きならばそんなの関係無い。ライカ製品の一部が日本製であったとしても、一部を日本のメーカーに製造委託、開発委託していたとしてもライカ製品はライカ製である。それで良い。

ライカの一部レンズは日本製であるという噂を検証

ライカの一部レンズは日本製であるという噂、これは真実である。次の写真を見て欲しい。

LEICA TLレンズ
ライカ Leica 11081 ズミクロンT f2/23mm ASPH. (日本製であることが判明)
(LEICA M240+LEICA APO MACRO ELMARIT-R 100mm f/2.8で筆者が撮影)。

上記は、2014年4月に発売されたライカTの新製品発表会にて筆者が撮影した写真である。レンズの境筒にはMADE IN JAPANと書かれている。はい、日本製確定である。

過去には、ミノルタ社がライカに当時のライカRレンズをOEM提供していたという話は有名である。

ライカTLレンズは現在も一部製品がMADE IN JAPAN製品であるが、ライカMシステムのレンズは日本製であるという噂は無い。